人が次のようなことを言うのを、一度は、聞いたことがあると思います。
あの人は、相談を持ち掛けてくるくせに、
あれこれ解決策を考えてあげても
「そうねぇ~、でも・・・」と言って
何もしようとしない!
あの人は、何とかする気なんてないのよ!
あの人の相談に乗ると、
本当に疲れるわ・・・。
でも、次の動画を見ると、ちょっと、見方が変わると思います。
提案しても提案しても、ただ拒否を繰り返す人がいるとき、一部の人は、「拒否する」ということだけを問題視して、交流分析(TA)の用語を使って、「 あの人は、「はい、でも」のゲームを持っている」と説明することがあります。
しかし、「TA TODAY―最新・交流分析入門」の説明は、もっと中立的で
■ 「こうしてみたら?」のゲームを持った人
■ 「はい、でも」のゲームを持った人
の組み合わせになると、「提案」->「拒否」というやり取りの繰り返すようなコミュニケーションになりやすいと説明されています。


交流分析の本はいろいろ出版されていますが個人的には、書かれている内容が創始者であるエリック・バーンの考えに近いのではないかと感じ、
また、説明が丁寧なので、「TA TODAY―最新・交流分析入門」が気に入っています。
【余談】
何でもそうですが、特に臨床心理的な領域は、代が変わるごとに、精錬されていくというよりは、創始者の考えとは異なる独自の考えが入り込んで、複雑化してしまうところがあるように感じています。
できることなら、創始者が書いた原文を読む方が、本質を理解できて良いと思います。(私には無理ですが(苦笑))
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