心を楽にするために振り返る子育て

32.電子書籍「心の解釈」を発行しました

読むカウンセリング 2013/04/24

こんにちは、ピュアハート・カウンセリングの田中です。

3月末の発行を目指していた電子書籍「心の解釈」が、
ようやく完成しました。(PDF版とePub版)

全3巻で、各巻のタイトルは次の通りです。

第1巻 「心の苦しさ」の解釈
第2巻 心理カウンセリングの解釈
第3巻 催眠状態から理解した心の解釈

完成後、改めて読み返してみましたが、
かなり興味深い内容が書けたと満足しています。

特に、第2巻がお勧めです。
心理カウンセリングのことだけでなく、
・人生を『楽な人生』と『苦しい人生』に分ける子供の頃の体験とは?
・本当の「しあわせ」とは何か?
・どのような「人との関わり」によって、心が癒やされるのか?
といったことも説明しています。

この内容が世の中に広まれば、
きっと、心に苦しさを抱え込んでしまう人は減っていくと信じています。

書籍の詳細情報は、次のページでご紹介しています。
http://www.bookinfo.pureheart-counseling.com/interpretation-of-the-heart

第1巻 「心の苦しさ」の解釈 の概要

心の解釈(第1巻)のテーマは、「心の苦しさ」です。

「どうしたら、『心の苦しさ』から解放されるのだろう?」とあれこれ考えても、なかなか「心の苦しさ」は解決してくれません。

私たちは、「心」は実在すると思っているところがありますが、「心」は実体の確認できない架空の概念です。

そんな「心」という架空の概念と、実際に感じている「苦しさ」とが、結びついていると解釈した結果生まれたのが、「心の苦しさ」という言葉です。

私たちは、「心の苦しさ」と聞くと、何となく分かった気持ちになってしまいます。

しかし、解決すべき課題と思える「心の苦しさ」という言葉には、「心」という架空の概念が含まれているため、実際は、理解することも、解決することも出来ないことなのです。

そんな「心の苦しさ」という言葉を受け入れてしまうと、解決できない問題を抱え込んでしまうのは当たり前です。

ただ、私たちは、「心が苦しい」と感じることは確かにあります。

私たちが取り組むべき課題を明確にするために、「心が苦しい」という言葉から、架空の概念を表す「心」という言葉を取り除きます。

すると、「苦しい」という言葉が残ります。

この「苦しい」という感覚を生じさせる体の働きを理解しようとすると、これまでとは別の視点から「心の苦しさ」を眺められるようになり、その解決の方向性も見えてきます。

そのような「心の苦しさ」を眺める別の視点について紹介します。

【関連情報:ブログ「読むカウンセリング」より】
■「心の解釈」を書いて、ある公案(禅)の正しさを確認しました。
https://www.yomu-counseling.pureheart-counseling.com/message/1629

第2巻 心理カウンセリングの解釈 の概要

第2巻のテーマは「心理カウンセリング」です。

心理カウンセリングが、『心の問題』に効果がある理由が分かります。

最近は、「心の問題には、心理カウンセリング」という方程式のようなものが、一般的に受け入れられています。

しかし、そのような方程式は知っていても、いざ心理カウンセリングを受けようとすると、躊躇してしまうことも多いと思います。

・見ず知らずの人に、ただ話をしただけで心の問題が解決するとは思えない
・自分のことを包み隠さずに話さなければならないのは嫌だ

というような様々な気持ちが涌き起こるのは当然です。

そのような疑問を晴らしてから、安心して心理カウンセリングを受けようと思っても、「心理カウンセリングは効果がある」という確信につながる情報は、なかなか見つかりません。

そのような状況では、心理カウンセリングを受けてみたいと思っても、はじめの一歩を踏み出すのは、とても難しいと思います。

また、勇気を出して、実際に心理カウンセリングを受けてみて、何となくでも期待感が持てれば良いのですが、それでも当初の疑問が解消しなければ、疑心暗鬼になったり、心理カウンセリングとの向き合い方が分からなくなることもあるでしょう。

そこで、「どうして心理カウンセリングは心の問題に効果があるの?」という疑問を解消し、「自分の目的のために活用する」という主体的な気持ちで心理カウンセリングに臨んで頂けるように、私が理解したことをまとめました。

また、「心理カウンセリングの勉強をされている方」や「心理カウンセラーを始めて間もない方」にも、参考にして頂ける内容です。

心が苦しくなったとき、人とのどのような関わりが心を癒やすことにつながるのかも分かります。

第3巻 催眠状態から理解した心の解釈 の概要

第3巻のテーマは、「催眠状態」と「私たちの現実」です。

催眠状態では、自分に生じた感覚を、あたかも物質のように取り扱うことが出来ます。

例えば、人前に立つと「言葉が出てこない感覚」が生じて、何も話せなくなってしまう状態に陥っているとします。

この「人前に立つと、言葉が出てこない感覚」を、催眠状態を利用すると、自分の中から物質のように取り出して、捨ててしまうことができます。

その結果、人前に立っても「言葉が出てこない感覚」が生じなくなり、普通に話せるようになります。

このようなことが催眠状態で起きる理由を説明しながら、私たちにとっての現実がどのように成り立っているのかを明らかにしていきます。

その説明から、自分の中にあるイメージが変わるだけでも、私たちにとっての現実、すなわち、私たちが生きる世界も、随分と変わる可能性があることが理解できます。

また、「言葉とは何なの?」、「言葉を使わなければ考えることが出来ないの?」
といったことについても考察しています。

「心理的なことをトコトン考えたい」という方、催眠療法の背景を詳しく理解したい心理カウンセラーの方、禅に関心のある方などには、興味深い内容だと思います。

【関連情報:ブログ「科学的なことを想う」より】

また、関連する内容なのですが、かなりの妄想で電子書籍には書き難かったことを、ブログに投稿しています。

■「無意識」と「非言語思考」と「進化」に関する妄想

「無意識」と「非言語思考」と「進化」に関する妄想
次の図は、「意識」というものを説明するときに、よく用いられる図です。 そして、意識は、おおよそ次のように説明されます。 私たちの「意識」は、図のような構造をしている意識全体の「氷山の一角」に過ぎず、 意識の本体となる部分のほとんどは、無意識
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