34. 子供のしつけ
読むカウンセリング 2013/11/20
こんにちは、ピュアハート・カウンセリングの田中です。
今回は、「子供のしつけ」について、考えてみました。
子供のしつけ
例えば・・・
子供がトイレに言った後、いつもいつも電気を消さないとき、親は子供に、「トイレに行ったら電気を消す習慣」を身につけさせたいと思うでしょう。
このように、
■子供にきちんとした生活習慣を身につけさせること
を「しつけ」と定義します。
しつけの方法は、大きく次の2通りに分かれると考えています。
マメに声がけする
子供がトイレの電気を消していないことに気がついたとき、「トイレの電気ついてるよ~」と、軽く一声かけます。
我が家の子供たちは、このような対応を続けていたら、トイレの電気の消し忘れをしなくなりました。(はっきり覚えていないのですが、半年や一年は続けたと思います・・・(苦笑))
お互いの気持ちは穏やかなままです。
ガツンと言って聞かせる
子供がトイレの電気を消していないことに気がついたとき、「また、トイレの電気ついているじゃない!次からはちゃんと消しなさい!」と高圧的(感情的)に注意します。
これでも、電気を消す習慣は身につくかもしれません。
しかし、習慣が身につくまでは、子供が電気を消し忘れる度に、次のようなことになってしまいます。
【親】
親は、感情的になって、「何回同じことを言ったら、トイレの電気が消せるようになるの!」と子供を責める
【子供】
責められた子供の方も、「トイレの電気ぐらいで、どうして、あんなに怒るんだ!?」と感情的になる
そして、お互いに、ストレスを溜めて、感情をエスカレートさせてしまいます。
根底にあるもの
おそらく、2つの対処の根底には、次のような違いがあると思います。
【前者の対処】
「そのうち消すようになるだろう・・・」という信頼感がある
【後者の対処】
「放っておいても消すようにならないから、何とかして早く消すようにさせなければならない・・・」という不信感がある。
後者のような「感情的なしつけ」にこだわることになる理由を考えて、紙芝居動画(YouTube)にしました。
5分程度のものを1本の予定で作り始めたのですが、気づいたら結構なボリュームになってしまいました。(平均 3分 × 24本)
【動画のタイトル】
「心の原点」
【再生リストURL】
http://www.youtube.com/playlist?list=PLq_7Jz5LnshcYKzuhL1bkzTImCuf9rDz1
長いですが、少しずつでも見て頂けると嬉しいです。
雑記
この秋、注目しているテレビドラマがあります。
タイトルは「刑事のまなざし」で、TBS系で放送されています。
一般的なドラマは、登場人物に関する理解が、ワイドショーの評論家のような表面的解釈に留まりがちだと感じています。
ところが、このドラマは違います。
主人公の夏目(椎名桔平)は、それぞれの人の身になって状況や気持ちを理解しながら、全体を把握した上で答えを導き出します。
しかも、誰も悪者にしないのです。
そこが、とても気に入っています。
特に、第7話は心に残りました。
【参考】 http://www.tbs.co.jp/keijinomanazashi/story/story07.html
第7話にテーマをつけるとしたら「家系を伝わる苦しさ」
今回、ご案内した紙芝居動画「心の原点」でも同じようなことを説明しています。
動画が完成した直後に、第7話を見たので、タイミングの良さに、ちょっとビックリしました。
再放送があれば、是非、見てみて下さい。
私の動画より、心に入ってき易いかもしれません・・・(苦笑)
補足
以前、ブログでご紹介したフランスの「子供への体罰防止」CMにも同じような雰囲気があります。
【参考】 http://www.childcare.pureheart-counseling.com/notes/1253
最後までお読み頂きありがとうございました。