以前、「心の解釈」を書いて、『 ある公案(禅)の正しさを確認しました。 』 という投稿をしました。
まず、そこでご紹介した公案を、もう一度ご紹介しておきます。
【達磨安心】
雪の降りしきる極寒の日、壁に向かい続ける達磨をひとりの男が訪ねてきた。名は神光。四書五経の万巻を読み尽くしていた。彼は、膝まで積もった雪の中で問うた。
「心が不安でたまらないのです。先生、この苦悩を取り去って下さい」
「その不安でたまらない心というのを、ここに出してみろ。安心せしめてやる」
「・・・・・出そうとしても出せません。心にはかたちがないのです」
「それがわかれば安心したはずだ。かたちがないものに悩みがあるはずもない」
神光は、達磨から慧可という名前を与えられ弟子となり、やがて第2代の祖となった。
「無門関」第四十一則
禅の本―無と空の境地に遊ぶ悟りの世界 (NEW SIGHT MOOK Books Esoterica 3)
p.189 達磨安心より
この中で、達磨は
かたちがないものに悩みがあるはずもない
と言っているのですが、これは、まさに正しいことなのです。
この達磨が言ったことを、私なりに「心依存症」という文章にまとめて、電子書籍(PDF版とePub版)として配布しています。
無料で配布していますので、興味のある方は、是非、読んでみて下さい。

【配布ページ】 http://p.booklog.jp/book/76908
また、電子書籍「心依存症」の内容を短い文章にしたものを動画(文字と音声だけですが・・・)にして、YouTubeにアップロードしました。
声がちょっと暗めですが(苦笑)、もしよろしければ聴いてやって下さい!
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